法教育とは、「法律専門家でない人々を対象として、法や法形成過程、法制度、そしてこれらを基礎づける基本原則と価値に関する知識と技術を身につけさせる教育」(米国教育法)である。自由で公正な社会をつくるためには、その担い手の育成が不可欠である。子どもに対する法教育は、新学習指導要領にも明確に位置づけられており、その重要性と緊急性は論をまたない。
これらの問題意識をもとに、発達心理学者、教育学者、教育者、弁護士の協同によるプロジェクトが発足した。本シンポジウムは、このプロジェクトチームによる小学校現場での実践とその教育効果の分析結果を報告するものである。シンポジウム開催にあたり、法教育と社会科教育の専門家にご講演と指定討論をお願いした。フロアーのみなさまとの活発な議論を通して、今後の法教育のありかたを考えたい。(プロジェクト代表 横浜市立大学 長谷川真里)
・日時:2014年3月2日(日) 13時00分(開場) 13時30分~16時30分
・場所:清泉女子大学(東京都品川区東五反田3-16-21)
http://www.seisen-u.ac.jp/access/index.php
JR・都営浅草線・東急池上線「五反田」駅から徒歩10分
・プログラム:
13:30 ~ 13:40 プロジェクトの概要: 長谷川真里(横浜市立大学)
13:40 ~ 14:00 講演「法教育の現状と課題」: 橋本康弘(福井大学)
14:00 ~ 14:50 研究成果報告(小学5年生の実践「集団決定」)
15:00 ~ 15:50 研究成果報告(小学6年生の実践「配分的正義」)
15:50 ~ 16:30 指定討論: 吉岡昌紀(清泉女子大学)、桑原敏典(岡山大学)
・参加料:無料
・お問い合わせ:marihaseアットマーク yokohama-cu.ac.jp (横浜市立大学 長谷川真里)
※本シンポジウムは、文部科学省科学研究費補助金「新学術研究」法と人間科学の公募研究「小学生対象の民主主義理解教育の提案とその効果検証」(平成24、25年度)の助成を受け、実施するものです。