札幌法と心理研究会を下記の要領で開催いたします。
・日時:11月27日(水)18時45分から
・場所:北海道大学人文社会科学教育研究棟(W棟)W401
・報告者・題目・内容:
仲 真紀子 先生(北海道大学)
「面接のありかたが証言/供述の評価および法的判断に及ぼす影響」
被害者/目撃者となった子どもから,証拠的価値の高い情報を得ようとする面接法を司法面接 (forensic interview) という。この面接方法は被面接者の精神的負担を軽減し,記憶の変容を防ぐことを目指しており,原則として1回だけ行い録画する。日本では現在のところ,録画が法廷で提示されることはないものの,録画がどう評価されるかは重要な問題である。ここでは面接法法(オープン質問対クローズド質問)やその他の変数が,証言の評価や量刑判断に及ぼす影響について報告する。また,本結果を法廷での尋問に拡張した結果についても併せて報告する。