「DVにさらされた子どもへの支援」
法と心理学の知見・成果を現場の方々に知っていただくために、文部科学省科学研究費「法と人間科学」が、実務家研修を企画いたしました。参加費は無料です。DVにさらされた子どもへの支援に関わる専門家の方々の参加を心よりお待ちしております。
*会場へのアクセス http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_suzaku_j.html
[対象] 児童相談所、児童養護施設、小学校などで、子どもの支援に関わる方
[内容]
暴力のある家庭で育った子どもは、たとえ直接暴力の被害に遭っていなくても、母親が暴力を受けている場面などを日常的に見聞きすることで、心身に悪い影響を受けます。
たとえば、子どもの問題行動に向き合う時、背景にDVを捉える視点をもつことで、その被害者性が捉えられ、適切な支援に結びつけることができます。それはまた、被害と加害の連続性を断ち切ることにもつながっていきます。
本研修では、子どもの直接支援に携わる援助者を対象に、複雑性トラウマとしてのDV被害への理解を深め、当事者支援について学びます。DV被害母子への支援やトラウマ治療に携わっている3名の先生にお越しいただき、「DV理解」「トラウマの影響と支援」「支援者のセルフケア」について講習を行います。
[お申し込み方法]
下記申し込みフォームに必要事項をご記入の上、「法と人間科学」総括支援室にメール(lahs*let.hokudai.ac.jp[*を@に換えてご使用下さい])にてお申し込み下さい。受け付けましたら、支援室よりお返事いたします。
*定員に達したため,申し込みは締め切らせて頂きました。
[タイムテーブル]
10:00 ・開会の挨拶
「法と人間科学」代表者 仲 真紀子(北海道大学大学院文学研究科 教授)
・企画主旨
企画者 安田裕子(立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員)
10:15 ●第1講:「DV理解」
林久美子(DV被害者一時保護施設 臨床心理士)
11:45 ---昼休憩---
12:45 ●第2講:「トラウマの影響と理解」
西 順子(女性ライフサイクル研究所 臨床心理士)
14:25 ●第3講:「支援者のセルフケア」
小田 裕子(女性ライフサイクル研究所 臨床心理士)
16:00 閉会