「児童虐待における多機関・多職種連携
ネットワーク構築に向けて」
実務家研修は、法と心理学の知見・成果を現場の方々に知っていただくために、文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究「法と人間科学」が、実務家研修を企画いたしました。参加費は無料です。みなさまの参加を心よりお待ちしております。
[参加料無料]
【対象】
弁護士、教員、福祉専門職、医療関係者など児童虐待に関わる職種の方に幅広く
---趣旨---
児童相談所における児童虐待の相談件数は88,931 件を記録し(平成26 年度)、統計を取り始めた1990 年以降右肩上がりに増加しています。平成25 年度には虐待死が36 例36人に上っており、そのうち0 歳児が4 割強となっています(厚生労働省調べ)。
児童虐待の背景には、親の貧困や虐待の連鎖など、複合的な問題が潜んでいる場合が多く、子どもへのケアと並行して、親(親権者)に対する支援も必要とされています。
虐待事例の早期発見・早期対応、また発生自体の予防を目指すためには、児童相談所のみならず、警察、学校、法律専門職、福祉専門職、医療専門職などの多機関・多職種連携による対応が必要不可欠となっています 。
本研修では、前半部分で児童虐待をめぐる現状と課題について各分野における専門家からの問題提起を受けた後、参加者から質問・意見を出していただきます。それを受けて後半部分において登壇者と参加者全員による全体ディスカッションを行います。学術講演及び全体ディスカッションを通して、現場における各関係機関連携の具体的な問題や課題について参加者双方向で考え、解決へのヒントを探っていきます。
【プログラム】
[第一部:学術講演] 14:00~16:00
14:00 開会の挨拶と企画趣旨(北海道大学・助教 橋場 典子)
14:10 児童虐待防止法の展開と課題について(東海大学・准教授 柑本 美和)
14:40 児童期の性的虐待被害からの回復支援について(立命館大学・教授 松本 克美)
15:10 医師の立場から見た現状と課題(NPO法人チャイルドファーストジャパン理事長・医師 山田 不二子)
15:40 弁護士の立場から見た現状と課題(さかきばら法律事務所・弁護士 打越 さく良)
16:10 <休憩20分>
[第二部:全体ディスカッション] 16:30~17:30
16:30 司 会:北海道大学・助教 橋場 典子
登壇者:東海大学・准教授 柑本 美和
立命館大学・教授 松本 克美
NPO法人チャイルドファーストジャパン理事長・医師 山田 不二子
さかきばら法律事務所・弁護士 打越 さく良
17:30 閉会
[お申し込み方法]
* ご参加を希望される方は、事前に上記リンクより申込み用紙をダウンロードし、ご記入の上、タイトルを「3/13実務家研修申込み」として、メールにてお申し込みください。受付完了後、「法と人間科学」総括班支援室よりお返事いたします。
* 当日参加の場合は身分を証明するものをご呈示頂きますが、状況によって参加をお断りする場合がありますことご了承ください。
● 申込み・問合せ先:
北海道大学大学院文学研究科
新学術領域研究「法と人間科学」総括班支援室
email : lahs*let.hokudai.ac.jp *メール送信の際には、*を@に換えてご利用下さい。
tel/fax : (011) 706 - 3912
主催: 文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究
「法と人間科学」総括班
共催: 文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究
「法と人間科学」計画研究課題「子どもへの司法面接:面接法の改善その評価」
後援: 日本認知心理学会、法と心理学会、 日本心理学会(決定順)