日時:2014年10月29日(水)18時30分~20時30分
場所:龍谷大学 深草学舎 至心館 地下 矯正・保護総合センター会議室
(http://www.ryukoku.ac.jp/fukakusa.html)
報告者:赤池 一将氏(龍谷大学法学部教授)
報告題目:「刑事施設医療と刑罰のあり方-フランス視察から考える日本の課題-」
報告趣旨
報告者は、本年4月上旬、日本弁護士連合会刑事拘禁制度改革実現本部の委員とともに、フランスのパリと南部の中核都市トゥールーズを尋ね、刑事施設に収容された者に対する医療のあり方を体系的に視察しました。ご承知のとおり、フランスでは1994年の法律により、「保安からの医療の独立」をスローガンに矯正医療が厚生省に移管され、現在では保険診療が収監中も実施されています。しかし、そこに至るまでには、現在の日本におけると同様、刑事施設に医師を確保することができない期間が長く続きました。フランスの経験をたどり、また、視察時の豊富な写真等を用いて、現在のフランス型矯正医療体制を紹介しながら、日本の刑事施設に医師を確保するためには何が必要なのかを改めて考えてみたいと思います。
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