目撃証言の識別・尋問方法班:「目撃証言の正確さを規定する要因および正確さを担保する識別・尋問方法に関する研究」をテーマに、目撃者から正確な情報を得るための科学的方法について研究します。班員は私を含め6 人ですが、欧米の研究で明らかにされた正確さを担保する要因のみならず、目撃者の識別の正確さを保つための新たな方法の発見に向けて、努力を重ねて行きます。社会に役立つ科学的知識の解明と蓄積に班員一丸となって取り組んでいきます。
グループ代表
日本大学 厳島 行雄
目撃証言の正確さを規定する要因および正確さを担保する識別・尋問方法に関する研究
厳島 行雄(日本大学)
原 聰(駿河台大学),高橋 雅延(聖心女子大学),山田 寛(日本大学),
北神 慎司(名古屋大学),室井 みや(兵庫医科大学),伊藤 令枝(日本大学)
目撃供述や識別による誤判,誤起訴を防ぐために,現在の時点で得られた心理学的知識をレビューし,それらの成果を刑事政策に生かしている先進諸国の実態を明らかにし,また記憶想起の実証的検討を行うことで,日本における実務に反映させるための方法を探ることを目的としている。この目的を達成するた めに,以下の4つの下位の目標を設定し,それらを具体的にアプローチしていく。
高橋 雅延・川口 敦生・北神 慎司 車の目撃記憶とソース記憶
山田 涼馬・厳島 行雄 記憶に及ぼすスキーマの影響
白川 徹・厳島 行雄 凶器注目効果における視覚的注意の検討―眼球運動を指標として―
山田 寛・高橋 望 顔の再生が顔の識別に及ぼす効果
原 聰 識別後フィードバックが遅延写真識別の確信度に与える効果及び二重盲検法の基礎的研究
福島 由衣・伊藤 令枝・室井 みや・厳島 行雄 ラインナップ識別後の目撃者に対する肯定的フィードバック効果の検討
北神 慎司・遠藤 菜文・池田 賢司・高橋 知世 非言語音による発話者の同一性識別