供述の三次元地層モデリング班:三次元地層モデリングを用いた供述過程の可視化システムの構築。情報学・心理学・法学の協働によって(刑事)裁判過程可視化システムの構築を目指します。バーチャルな立方体を用いて事件の対立構造と証拠を得た時間をビジュアル化し、クリック一つで具体的な証拠にアクセスできるシステム作りをしています。実際の裁判に実装されるまでは長い道のりですが、ポリグラフ(ウソ発見)も、最初はゼロからのスタートでした(今では使用が認められています)。未来を目指して頑張っていきます。
グループ代表
立命館大学 佐藤 達哉
三次元地層モデリングを用いた供述過程の可視化システムの構築
佐藤 達哉(立命館大学)
稲葉 光行(立命館大学),岡田 悦典(南山大学)
本研究は法学・情報学・心理学の共同により新しい裁判過程可視化システムの構築を目指すものである。また刑事訴訟法上の検討を通じて,法廷内外における社会実装の可能性を検討するものである。現在,刑事事件の取り調べにおいて録音録画が必要であるという気運は高まっているが,これらの全てを記録した場合,莫大な情報量となる。裁判員裁判においては限られた時間で市民裁判員が判断をする必要があり,必要な時に必要な情報を取り出せるシステムの開発が求められている。裁判員が判断を行うに際して,彼/女らの認知的負荷を低減するシステムこそが,真の可視化であり,新しい時代の法と心理学に求められている技術の一つであるといえる。私たちが開発するシステムはKTHキューブである。このシステムは三次元情報提示法(Kachina),ナラティブ分析(TEM),虚偽自白分析(浜田式分析),の3つの要素からなるものであり,裁判員裁判など現場への実装を目指す。
KACHINA CUBE WEB
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/kachina/cube/
立命館大学グローバルイノベーション研究機構「法と心理学」研究拠点の創成
http://sites.google.com/site/lawpsych1/
佐藤 達哉・稲葉 光行・岡田 悦典 供述の三次元地層モデリング