学術イベント情報

2021.08.27法心オンライン研究会

第9回 法と心理オンライン研究会

日時

8月 27日 (金), 18:00 ~ 19:00


説明

顔出しなし、発言なし、懇親会からの参加、会員以外の方・ご友人・ご家族ご同席でもOKです。

パジャマ姿での参加でもかまいません。「気軽に」を最最優先にご参加ください。


[日時] 2021年8月27日(金)午後6時~午後7時 ZOOM開催(URLは下記)

[懇親会] spatial.chatを用いて行う予定です。参加の方法は研究会終了後にご案内します。


[内容] 2つのご発表をいただく予定です。(敬称略)


■武田悠衣(立命館大学大学院)

<ハラスメント相談の事実確認における司法面接の有効性および導入可能性の検討>

「ハラスメント」は教育現場や職場で起こり、一対一で行われる場合が多いため、客観証拠が乏しいとされている。そのため被害者へ執拗な聞取りが行われた場合、二次被害をもたらすほか、不正確な事実に基づく「冤罪」が生じる可能性もある。このような被害を防ぐためには、適切な環境で相談が行われ、正確に事実を確認し、ハラスメントを判断することが非常に重要である。現在、ハラスメントの各問題の解決に資する学術研究として「司法面接」という面接手法の有益性を実証的に検討している。具体的には実際のハラスメント事案から司法面接導入の現実性や、事実認定の難しさ・相談員の専門知識の限界の課題点から心理学実験手法を用いて検討している。本報告では実施済みの調査と、今後の研究計画について紹介する。


■辻あやめ(ケンブリッジ大学)

<日本の保護観察の目的の変遷に関する研究>

現在まで続く日本の保護観察制度の源流は、明治時代の出獄人保護事業に求められる。以降保護観察の目的は長い年月の中で、その担い手の変遷、社会情勢等の様々な要因によって変化してきた。そこで本研究では、国会会議録の検証を軸に歴史的、政治的な観点から現在施行されている更生保護法に定められた成人に対する保護観察の目的の制定背景とその意義について考察した。


[zoomのURL] 当日までにお申込み時に登録いただいたアドレスにお送りいたします。

 ※ お名前とご所属を明記したアカウント名(e.g. 山田花子@田中大学)でご入室ください。

 ※ 会員以外の方の参加も歓迎しますが、無断での録画録音、進行の妨げになる発言など、常識的ルールに違反することはご遠慮ください。また、定員を超えた場合には入室できないこともありますので、よろしくお含みおきください。