学会誌「法と心理」

2022.11.30学会誌

法と心理(第22巻第1号)

特集/評議のリアリティを探求する――裁判員裁判への会話分析と文化心理学からのアプローチ

  • 企画趣旨 ……森本郁代
  • 裁判員裁判の評議のコミュニケーション上の主たる問題点とその対策――これまで実施された模擬裁判をふりかえって ……三島 聡
  • 裁判官と裁判員をチームにする実践:自己指示表現「私たち/われわれ」の分析から ……森本郁代
  • 付箋紙法と意見表明の会話的環境 ……小宮友根
  • 評議における「定式化」とその意義――ファシリテーションの一形式として ……北村隆憲
  • 未必的殺意の説示と理解の過程──模擬評議の質的分析を通じて ……杉本菜月・サトウタツヤ
  • コメント ……國井恒志


法と心理学会第22回大会 ワークショップ

  • 供述の体験性徴候の質的分析:注意則の妥当化を心理学から考える ……山本登志哉・石塚章夫・大倉得史・中川孝博・村山満明・浜田寿美男
  • 公認心理師の専門性における事実確認を目的とした面接スキル――教育・福祉・司法領域に広がる公認心理師による司法面接の活用とその課題 ……上宮 愛・横光健吾・直原康光・安西 敦・田中晶子・安田裕子・仲真紀子
  • 【学会企画】司法・犯罪心理学分野における公認心理師の役割――法と心理学会(監修)新テキスト企画からみえてきた課題と展望 ……綿村英一郎・藤田政博・板山昂・赤嶺亜紀・仲真紀子・中田友貴

原著論文

  • アスペルガー障害を有する被告人に対する量刑判断――媒介メカニズムの検討 ……向井智哉・松木祐馬・貞村真宏・湯山 祥

資料論文

  • 録画された会話の観察時の視点が評価に与える影響――日常会話におけるカメラ・パースペクティブ・バイアス……森井花音・若林宏輔・仲真紀子
  • 法と心理学研究の動向――2009年から2021年までの内容分析 ……向井智哉・中田友貴

書評

  • 法と心理学会/監修 綿村英一郎・藤田政博・板山昂・赤嶺亜紀/編『入門司法・犯罪心理学』 ……大貝 葵
  • サトウタツヤ・若林宏輔・指宿信・松本克美・廣井亮一/著『法と心理学への招待』 ……相澤育郎

海外学会参加報告

  • 国際取調べ技法学会2022年大会の報告……指宿 信

関連学会報告

  • 日本社会心理学会 ……岡 隆

広報

  • 法と心理学会第22回大会 大会発表賞の紹介 ……綿村英一郎