学会誌「法と心理」

2023.10.30学会誌

法と心理(第23巻第1号)

目次

特集=刑事法とジェンダー
   ──なぜ刑事司法は女性の正義の実現を妨げるのか


  • 刑事法とジェンダー
     ──なぜ刑事司法は女性の正義の実現を妨げるのか……後藤弘子

  • 「アンコンシャスバイアス」とジェンダー
     ──差別的言動の表出モデルの紹介……森永康子

  • 冤罪とジェンダー
     ──女性の冤罪被害の背景にみるジェンダー・バイアス
       ……鴨志田祐美

  • 供述とジェンダー……大橋靖史

____________________________

●法と心理学会第23回大会 ワークショップ

・性暴力・ジェンダー暴力連続体と治療的司法
 ……中村 正・安田裕子・藤澤陽子・宮﨑浩一・山口修平・後藤弘子

・各機関におけるNICHDプロトコルに基づく司法面接研修の現状と課題
 ──継続的なSVを目指した司法面接トレーニングのあり方
   ……武田悠衣・上宮 愛・仲真紀子

・体験性/非体験性徴候に着目した供述分析の可能性と課題
 ──供述評価の公共化のために
   ……大倉得史・村山満明・山本登志哉・浜田寿美男・
    中川孝博・石塚章夫

・『証拠法の心理学的基礎』が示すもの
 ──日本における「証拠法」の確立に向けて
   ……藤田政博・高野 隆・大橋君平・笹倉香奈

・「供述の信用性」評価を考える──性犯罪事件を素材として
   ……外塚果林・山崎優子・仲真紀子・水野智幸

・法学・経済学・心理学から見る司法取引
   ……若林宏輔・緑 大輔・大角洋平・廣田貴也・櫻井光政


●原著論文
・特定少年実名報道への支持と特定少年イメージの関連
   ……向井智哉・綿村英一郎

・治安に関する政治家と有権者の態度の関連
 ──政治家・有権者調査データの二次分析……向井智哉

・事件の発生時期が量刑判断にもたらす影響:判決文をもちいた検討
   ……谷口友梨


●書評
・オムリ・ベン=シャハー  カール・E・シュナイダー/著
 松尾加代・小湊真衣・荒川 歩/訳
 『その規約、読みますか?──義務的情報開示の失敗』
   ……伊東裕司

・マイケル・J・サックス  バーバラ・A・スペルマン/著
 高野 隆・藤田政博・大橋君平・和田 恵/訳
 『証拠法の心理学的基礎』
   ……岡田悦典


●広報
・法と心理学会第23回大会 大会発表賞の紹介……綿村英一郎