学会誌「法と心理」

2010.10.01学会誌

法と心理 (第9巻第1号)

■特集「日本と韓国における市民の司法参加と法心理学」法と心理学会第9回大会 大会企画公開特別シンポジウム

日本と韓国における市民の司法参加の新しい潮流と法心理学――企画趣旨とまとめ

 岡田悦典


韓国国民参与裁判の現況(2008年8月20日現在)

 朴光培(翻訳:裵明玉)


大韓民国型国民の司法参加制度導入とその施行上の主要な争点

 金尚遵(翻訳:厳恩珠)


日本における市民の司法参加――裁判員制度の概要と課題

 加藤克佳


裁判員の知識と力――市民が裁判を行うことについて

 仲真紀子


■サブ特集「法と心理学のまなざしと、その再検討:協働を求めて」

企画趣旨

 若林宏輔


日本における法と心理学研究の動向と展望

 石崎千景


若手研究者から見た法学と心理学の協働の現状と課題――議論のための基礎データの提供

 吉井匡


ADRにおける「相談」の再評価と「法と心理」研究の可能性に関する一試論――交通事故ADRならびに「ソフト」としてのADR論を中心に

 久保山力也


法と心理学の協働の実際――裁判員制度研究と心理学的解剖研究に接する心理学者の立場から

 山崎優子・入山茂・荒川歩


実務家としてのコメント

 今村核


法学者からのコメント

 白取祐司


一心理学者からのコメント

 伊東裕司


法と心理学の協働――10年後の未来を見据えて

 若林宏輔・荒川歩・石崎千景・上宮愛


■講演記録

韓国における法心理学

 朴光培(翻訳:金孝淑)


■法と心理学会第9回大会 ワークショップ

取調べの可視化

 指宿信・黒沢香


法廷技術と心理学――裁判員制度導入に向けて

 菅原郁夫


紛争解決における法学のフレームと心理学のフレーム

 菅原郁夫


■一般論文

一般市民の量刑判断――応報のため?それとも再犯抑止やみせしめのため?

 綿村英一郎・分部利紘・高野陽太郎


■事例報告

布川事件におけるW氏の目撃供述の信用性に関する鑑定

 厳島行雄


■海外学会参加報告

第7回陪審研究と実践学会(7th annual jury research & practice conference)参加報告

 若林宏輔


■書評

榎本博明・岡田努・下斗米淳(監修)/仲真紀子(編)『自己心理学4――認知心理学へのアプローチ』

 後安美紀


誤判(冤罪)原因研究の到達点と裁判員制度下の課題の提示:日本弁護士連合会人権擁護委員会(編)『誤判原因に迫る――刑事弁護の視点と技術』

 田中輝和



■編集規定


■投稿規定


■編集後記