学会誌「法と心理」
法と心理 (第9巻第1号)
■特集「日本と韓国における市民の司法参加と法心理学」法と心理学会第9回大会 大会企画公開特別シンポジウム
日本と韓国における市民の司法参加の新しい潮流と法心理学――企画趣旨とまとめ
岡田悦典
韓国国民参与裁判の現況(2008年8月20日現在)
朴光培(翻訳:裵明玉)
大韓民国型国民の司法参加制度導入とその施行上の主要な争点
金尚遵(翻訳:厳恩珠)
日本における市民の司法参加――裁判員制度の概要と課題
加藤克佳
裁判員の知識と力――市民が裁判を行うことについて
仲真紀子
■サブ特集「法と心理学のまなざしと、その再検討:協働を求めて」
企画趣旨
若林宏輔
日本における法と心理学研究の動向と展望
石崎千景
若手研究者から見た法学と心理学の協働の現状と課題――議論のための基礎データの提供
吉井匡
ADRにおける「相談」の再評価と「法と心理」研究の可能性に関する一試論――交通事故ADRならびに「ソフト」としてのADR論を中心に
久保山力也
法と心理学の協働の実際――裁判員制度研究と心理学的解剖研究に接する心理学者の立場から
山崎優子・入山茂・荒川歩
実務家としてのコメント
今村核
法学者からのコメント
白取祐司
一心理学者からのコメント
伊東裕司
法と心理学の協働――10年後の未来を見据えて
若林宏輔・荒川歩・石崎千景・上宮愛
■講演記録
韓国における法心理学
朴光培(翻訳:金孝淑)
■法と心理学会第9回大会 ワークショップ
取調べの可視化
指宿信・黒沢香
法廷技術と心理学――裁判員制度導入に向けて
菅原郁夫
紛争解決における法学のフレームと心理学のフレーム
菅原郁夫
■一般論文
一般市民の量刑判断――応報のため?それとも再犯抑止やみせしめのため?
綿村英一郎・分部利紘・高野陽太郎
■事例報告
布川事件におけるW氏の目撃供述の信用性に関する鑑定
厳島行雄
■海外学会参加報告
第7回陪審研究と実践学会(7th annual jury research & practice conference)参加報告
若林宏輔
■書評
榎本博明・岡田努・下斗米淳(監修)/仲真紀子(編)『自己心理学4――認知心理学へのアプローチ』
後安美紀
誤判(冤罪)原因研究の到達点と裁判員制度下の課題の提示:日本弁護士連合会人権擁護委員会(編)『誤判原因に迫る――刑事弁護の視点と技術』
田中輝和
■編集規定
■投稿規定
■編集後記