学会誌「法と心理」

2016.10.24学会誌

法と心理 (第16巻第1号)

■ 特集「自閉スペクトラム症と少年司法」

企画趣旨

 野村武司


自閉スペクトラム症と少年司法の課題

 十一元三


自閉スペクトラム症のある少年の事件の付添人、弁護人の法廷技術

 岩本憲武


自閉症スペクトラム障害のある非行少年の理解と対応

 村尾泰弘


討論

 野村武司


■ 法と心理学会第16回大会 大会企画シンポジウム「司法面接をどう使うか――スキル、連携、法制度」

企画趣旨

 仲真紀子


司法面接の展開――多機関連携への道程

 仲真紀子


いわゆる「司法面接」に対する検察の取組

 稲川龍也


司法面接結果の公判廷への顕出の可能性

 緑 大輔


体験した事実を聴き取るための面接スキル

 渡邉和美


指定討論

 石橋昭良


■ 法と心理学会第16回大会 ワークショップ

「日本版のイノセンス・プロジェクト(IP)」の可能性――日本版イノセンス・プロジェクトの設立に向けて

 山田早紀・笹倉香奈・指宿 信・稲葉光行・佐藤博史・浜田寿美男


裁判員裁判の量刑評議のあり方を考える――近時の最高裁の判断および模擬裁判をふまえて

 三島聡・本庄武・森本郁代・國井恒志


児童期の性的虐待被害とその回復をめぐる法心理2――ドイツ・韓国調査の報告

 松本克美・金成恩・安田裕子


供述分析と情状鑑定

 山田早紀・脇中 洋・村山満明・浅田和茂・大倉得史


「事実認定学」をつくる――法と心理の協働

 山田早紀・村上満宏・浜田寿美男・石塚章夫


容貌変容と法心理――被害者支援のためのアプローチの検討

 木戸彩恵・松本克美・今飯田佳世子・大倉得史・大久保智生


裁判員研究の現状とこれから

 伊東裕司・綿村英一郎・荒川歩・白取祐司・小原健司


■ 原著論文

面接者の誘導が繰り返しの写真識別判断に与える影響――「わからない」判断を用いた検討

 福島由衣・三浦大志・厳島行雄


■ 海外学会参加報告

第9回東アジア法と心理学会 9th East Asian Law and Psychology Conference

 中田友貴


■ 関連学会報告

日本応用心理学会――その歴史と伝統

 藤田主一


■ 書評

キャロル・B・アンダーソン/著 石崎千景・荒川歩・菅原郁夫/訳 『裁判員への説得技法――法廷で人の心を動かす心理学』

 河津博史


渡邊敦子・安齊順子/編著 『対人関係とコミュニケーション――依存症・触法精神障害者への支援から考える』

 鈴木愛弓


ブランドン・L・ギャレット/著 笹倉香奈・豊崎七絵・本庄武・徳永光/訳 『冤罪を生む構造――アメリカ雪冤事件の実証研究』

 関口和徳


大渕憲一/監修『紛争・暴力・公正の心理学』

 上原依子