学会誌「法と心理」
法と心理 (第16巻第1号)
■ 特集「自閉スペクトラム症と少年司法」
企画趣旨
野村武司
自閉スペクトラム症と少年司法の課題
十一元三
自閉スペクトラム症のある少年の事件の付添人、弁護人の法廷技術
岩本憲武
自閉症スペクトラム障害のある非行少年の理解と対応
村尾泰弘
討論
野村武司
■ 法と心理学会第16回大会 大会企画シンポジウム「司法面接をどう使うか――スキル、連携、法制度」
企画趣旨
仲真紀子
司法面接の展開――多機関連携への道程
仲真紀子
いわゆる「司法面接」に対する検察の取組
稲川龍也
司法面接結果の公判廷への顕出の可能性
緑 大輔
体験した事実を聴き取るための面接スキル
渡邉和美
指定討論
石橋昭良
■ 法と心理学会第16回大会 ワークショップ
「日本版のイノセンス・プロジェクト(IP)」の可能性――日本版イノセンス・プロジェクトの設立に向けて
山田早紀・笹倉香奈・指宿 信・稲葉光行・佐藤博史・浜田寿美男
裁判員裁判の量刑評議のあり方を考える――近時の最高裁の判断および模擬裁判をふまえて
三島聡・本庄武・森本郁代・國井恒志
児童期の性的虐待被害とその回復をめぐる法心理2――ドイツ・韓国調査の報告
松本克美・金成恩・安田裕子
供述分析と情状鑑定
山田早紀・脇中 洋・村山満明・浅田和茂・大倉得史
「事実認定学」をつくる――法と心理の協働
山田早紀・村上満宏・浜田寿美男・石塚章夫
容貌変容と法心理――被害者支援のためのアプローチの検討
木戸彩恵・松本克美・今飯田佳世子・大倉得史・大久保智生
裁判員研究の現状とこれから
伊東裕司・綿村英一郎・荒川歩・白取祐司・小原健司
■ 原著論文
面接者の誘導が繰り返しの写真識別判断に与える影響――「わからない」判断を用いた検討
福島由衣・三浦大志・厳島行雄
■ 海外学会参加報告
第9回東アジア法と心理学会 9th East Asian Law and Psychology Conference
中田友貴
■ 関連学会報告
日本応用心理学会――その歴史と伝統
藤田主一
■ 書評
キャロル・B・アンダーソン/著 石崎千景・荒川歩・菅原郁夫/訳 『裁判員への説得技法――法廷で人の心を動かす心理学』
河津博史
渡邊敦子・安齊順子/編著 『対人関係とコミュニケーション――依存症・触法精神障害者への支援から考える』
鈴木愛弓
ブランドン・L・ギャレット/著 笹倉香奈・豊崎七絵・本庄武・徳永光/訳 『冤罪を生む構造――アメリカ雪冤事件の実証研究』
関口和徳
大渕憲一/監修『紛争・暴力・公正の心理学』
上原依子