学会誌「法と心理」
法と心理 (第18巻第1号)
■特集「治療的司法・正義」の実践と理論
企画趣旨
中村 正
障害のある人の刑事弁護——事例報告を中心に
山田恵太
「治療的司法・正義」の議論のために——ケアとジャスティスの統合をとおした問題解決のための理論・実践・制度
中村 正
「治療的司法」の今とこれから——日本における更生支援型刑事司法を考える
指宿 信
司法と支援の連携——国際比較と地域での回復支援の観点から
水藤昌彦
司法における「治療的な」関係とは——臨床心理の視点から見た治療的司法
毛利真弓
■法と心理学会第18回大会 ワークショップ
ストーカー対応の現状と課題——司法臨床の展開(第五報)
廣井亮一・篠崎真佐子・小池安彦・西田勝志
司法面接の新展開——外国人を対象とした司法面接の取り組み
羽渕由子・赤嶺亜紀・ヤコブ E マルシャレンコ・上宮 愛・井上智義・水野真木子
犯情と一般情状のあいだ——刑事法と心理学との協働の可能性
竹田 収・須藤 明・武内謙治
司法における多専門・多職種連携と心理学——外国人被告人の心理査定
赤嶺亜紀・田中周子・田中晶子・柴田勝之・尾崎友里加・仲真紀子
改革がすすまない3つの課題と人権に対する市民意識——研究と教育のアプローチの可能性について
山田早紀・山崎優子・相澤育郎・金 成恩・二宮周平・花本広志
■原著論文
取調べ録画動画の提示方法が自白の任意性判断に及ぼす影響——日本独自の二画面同時提示方式と撮影焦点の観点から
中田友貴・若林宏輔・サトウタツヤ
刑事司法に対する態度尺度の作成と信頼性・妥当性の検討
向井智哉・藤野京子
量刑判断にもたらす心理的距離の影響——事件の発生時期に着目して
谷口友梨・池上知子
■資料論文
事例報告:共同生活中のけじめ行為から傷害致死罪に問われた被告人Aの心理学的鑑定
大倉得史・脇中 洋・井上雅人・久岡英樹
著作権侵害事件の客観的性質・主観的評価と取り締まりへの支持の関連
向井智哉・西川 開
■書 評
浜田寿美男/責任編集『シリーズ 刑事司法を考える第1巻 供述をめぐる問題』
渡辺由希
■海外学会参加報告
東アジア法心理学会2017 台湾
徳永留美
■広 報
法と心理学会第18回大会 大会発表賞の紹介
大橋靖史
■編集規定
■投稿規定
■編集後記