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2024.12.01研究会
第32回 法と心理オンライン研究会開催のお知らせ
研究企画から第32回オンライン研究会開催のお知らせです。
顔出しなし、発言なし、会員以外の方・ご友人・ご家族ご同席でもOKです。どなたでもお気軽にご参加ください。
また、ご発表後にはそのままオンラインで懇親会・交流会を行いますので、そちらもぜひ併せてご参加ください。懇親会からの参加も大歓迎です。
【日時】 2024年12月23日(月)18~19時
【会場】Zoomオンライン会場(URLは会員専用ページの研究会案内をご覧ください)
【内容】以下のご発表をいただく予定です。
- タイトル: 不利益判断傾向と心理学に基づく刑事弁護実践の可能性
- 登壇者: 大角洋平(愛知学院大学法学部 講師)
- アブストラクト
本報告は、心理学に基づく刑事弁護実践の可能性を示すべく、不利益判断傾向の測定を目的とする。
- 警察官「最近読んでいる本は何ですか?」
- 被疑者「セキュリティ関係の本を中心に」
この質疑応答が被疑者にとって不利益になるか否かは、人・立場・情報・報酬・事件等により変わる。
慎重な被疑者は不利益になると判断し、捜査機関は雑談と評しうる。このような「不利益判断傾向」が役割毎にどのように分布しているかをベイズ統計モデリングにより推定し、弁護人による助言方法を模索する。最後に、心理学に基づく刑事弁護実践の可能性として、①被告人質問のあり方、②量刑弁護のための時間のモノサシ等のアイデアを提示する。
以上